デジタル簡易無線(登録局)トランシーバー

登録局のデジタル簡易無線は、幅広いユーザーにとって特小に次いで使いやすいトランシーバーです。といいますのも、まず無線従事者の資格不要なことがあげられます。さらに通信相手に制限がなく、海上通信をのぞき業務・レジャーともに使用可能なことがポイントです。また、登録局はレンタルもできます。

現在のデジタル簡易無線の種別をまとまてみました。


種別コード
3B
3R
3S
局種別 免許局 登録局 登録局
送信出力 5W/1W 5W/1W 1W
周波数帯 400MHz帯 351MHz帯 ※1 351MHz帯 ※1
電波形式 F1C/F1D/F1E/F1 ※2 F1C/F1D/F1E/F1F ※2 F1C/F1D/F1E/F1F ※2
チャンネル数 デジタル 65CH
アナログ 35CH ※3
デジタル 30CH デジタル 5CH
移動範囲 陸上 陸上 陸上・上空
通信の相手方 同一免許人所属の局 制限なし 制限なし
用途 業務用 業務用
レジャー用
高所作業用
スカイレジャー用
 ※1 種別コード3Rと3Sはチャンネルの周波数が違うため相互の通信は不可。
 ※2 F1C=ファクシミリ、F1D=データ、F1E=音声,F1F=映像による通信が可能。
  (G1C/G1D/G1E/G1FやR2C/R2D/R3E/R3Fの規格もあり)
   使用可能な電波形式は機種により異なる。
※3 アナログチャンネルは、平成34年11月30日が使用期限。

注意:ICOM社のIC-DPR5は陸上用の無線機(3R)ですが上空用のチャンネルを受信することができます。そこで、IC-DPR5を「上空利用可能」として販売しているサイトがありますが、 陸上専用機(3R)であるIC-DPR5は上空で送信すると電波法違反になります。

【まとめ】

デジタルトランシーバーはデジタル簡易無線(DCR - Digital Convenience Radio)と呼ばれる資格不要で誰でも使えるデジタル方式の簡易無線です。
デジタルトランシーバーは1回の送信時間が最大5分に制限されています。
デジタル簡易無線には免許申請が必要な免許局と登録申請が必要な登録局があり、用途により種別コード3B,3R,3Sに分かれます。
3Bは業務専用・陸上のみの免許局、3Rは陸上のみの登録局、3Sは、上空使用可能な登録局。
種別コード毎にチャンネルが異なるので種別コードが異なる無線機との通話はできません。
種別コードが同じ無線機同士は相互に通話が可能です。
免許局(種別コード3B)は業務専用のためレジャーなどには使えません。また、従来のアナログ簡易無線のように同じ免許人に属する局同士でのみ通話が可能です。※よって、不特定の消防団員の運用には利用できません。
登録局(種別コード3R,3S)は特定小電力無線と同様に業務やレジャーにも使え、誰とでも通話が可能です

つまり、登録局のデジタル簡易無線は、誰でも使えて通信の相手方や用途の自由度が高く、最大5Wの出力も出せるので、消防団の無線としては最適といえるトランシーバーなのです。ここでは、実用性の高い3Rの機種を選んでみました。
なお、IP57(防塵形/防浸形)は防水等級を表す表記であり、「防塵試験用粉塵(直径75μm)が入ったとしても所定の動作に有害な影響がない」、「水深1mの真水・静水に30分間浸しても動作に有害な影響がない」と定められています。

VXD-10 バーテックススタンダード 携帯型デジタル簡易無線機 5W(登録局)資格不要
IC-DPR5 アイコム(ICOM) 携帯型デジタルトランシーバー 30ch 5W 登録局対応 登録申請手続必要
VXD-10 バーテックススタンダード IC-DPR5 アイコム(ICOM)
防塵・防水規格のIP57に準拠。
約11時間(標準付属バッテリー)
送信出力5W/1W切り替え可能。
通話用30chを搭載、上空専用5chモニター可。
700mWの音声出力で騒音下でも聴きやすい。
本体の他、運用に必要なアンテナ、バッテリー、充電器、ベルトクリップ、ストラップをパッケージ。登録申請書類一式も同梱。
防水性能JIS7(防浸形)相当のタフボディ。
約11時間(パワーセーブ機能ON)
送信出力5W/1W切り替え可能。
通話用30chを搭載、上空専用5chモニター可。
500mWの音声出力は騒音可でも十分聴こえる。
本体の他、運用に必要なアンテナ、バッテリー、充電器アダプター、ベルトクリップ、ストラップをパッケージ。登録申請書類一式も同梱。
メーカー希望小売価格:63,000円(税込)
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メーカー希望小売価格:62,790円(税込)
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TPZ-D503 ケンウッド ハイパワー・デジタルトランシーバー 出力5W (資格不要/登録局対応)
DJ-DP10(B) アルインコ デジタル簡易無線(登録局)30ch 1W (リチウムイオン電池パック1800mA)
TPZ-D503 ケンウッド DJ-DP10(B) アルインコ

リアケースとフロントパネルの間に、液晶とスピーカーが付いたセンターパネルを挟み込む構造。これにより、米軍用規格MIL-STD-810 C、D、E、F、Gの12項目に適合した優れた耐久性と、過酷な現場での使用に耐えうるトップクラスの防塵・防水性能「IP54 /55 /67」を実現。
通話用30chを搭載。
電波形式:F1C F1D F1E F1Fに対応。
付属バッテリーで約7時間の運用。
付属品:リチウムイオンバッテリー、ベルトクリップ、アンテナ、急速充電器、取扱説明書、登録申請書類一式。

RALCWI方式の通信のため、スタンダード、アイコム、ケンウッドなどと通信できない機種があります。
IPX7相当の防浸ボディと、ネジ止め式防水アクセサリーポートを採用。
大音量300mWのオーディオ出力。
携帯性優先のショートアンテナ45mmと通話距離優先のロングアンテナ200mmの両方が標準付属。
大容量バッテリーで約16時間連続運用。
陸上用デジタル30chを実装、出力1W。
付属品:1800mAh大容量リチウムイオンバッテリー、ベルトクリップ、アンテナ2本、急速充電器、取扱説明書、登録申請書類一式。

実売価格:49,000円前後
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無線局の登録申請は、とても簡単です。新品のデジタルトランシーバーを購入したら付属している「無線局の登録申請書」の必要事項を記入し、収入印紙2,300円分(一台申請の場合)を添えて管轄する総合通信局に送付します。約15日程度で登録され、使用可能になります。(5年更新)
また、デジタル簡易無線は、1局あたり年間450円の電波利用料の納入義務があります。

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