山間部の消防団に所属していますと、林野火災の出動、行方不明者の捜索依頼などで原野や山中での活動が年間に何度かあります。
そんなとき林業などに従事した経験者は、身のこなしも慣れていて感心させられます。履物などの装備も合理的で、長時間におよぶ活動にも疲れにくい工夫がみられます。
例えば、


スパイク地下足袋は、ほかの履物比べて軽く接地能力も高いので、トレッキングや軽登山をする人にも愛用者が多く、山間地の消防団員には装備しておきたいアイテムです。(操法訓練に制式採用されている分団もいます)
山に慣れない団員は、0.5cm大きいサイズをお薦めします。そして厚めのソックスか軍足の2〜3重履きでホールドします。
それというのも、日本の山中には必ずいるマムシの毒牙は約5ミリなので、咬まれたときに皮膚に到達する可能性が低くなるのです。 
マムシ

不幸にもマムシに咬まれ、毒牙が皮膚に達したときは、電撃が走るような激痛が襲います。そして咬まれた付近の皮膚が見る見るうちに腫れ上がってきます。
ほとんどの場合、約1cmの間隔で2つの毒牙のあとが見られます。

応急処置方法としては、
  1. なるべく早く、咬み痕より心臓に近い位置で緊縛する。(10分程度で緩めて再度締め直す)
  2. 咬み痕を清潔な水で洗い、ポイズンリムーバーなどで毒を吸い出す。
  3. 緊縛したまま医師にかかる。(走ったりすると毒が回りやすくなるので注意)
  4. 水分をしっかり摂取し、排尿を促す。
といったところでしょうか。救急車の手配も確実に行いましょう。

年間約3,000例を上回ると言われるマムシに咬まれる事故ですが、症状は、痛み、出血、腫れのほか 皮下出血、水ぶくれ、重症では視力障害、血圧低下、意識混濁、赤色尿が見られ、最悪の場合死亡例も少なくありません。
マムシの毒は神経、血管、筋肉に毒性があり、赤血球、白血球を破壊し、血管壁や内蔵を溶かすので、便に血が混じることがあります。
筋肉組織や内蔵に極度の後遺症が残る場合、社会復帰に半年程度かかるケースもありますので、あなどってはいけません。

そこで、スネークアーマーの導入はいかがですか。

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